群馬県で土地や建物を担保に不動産担保ローンを利用したい…そんなとき、どこに相談すれば良いのかモヤモヤ悩んでいませんか?
大きな金額が動く話だけに、心臓がドキドキしてしまうのも無理はありません。
大切な不動産を預けるからこそ、安心感と専門性の両方が欲しいですよね。

頼もしさ抜群!地元の地方銀行
「まず銀行に相談すべき?」――多くの人が真っ先に思い浮かべるのは地元の銀行でしょう。
それもそのはず、群馬県には「群馬銀行」と「東和銀行」という2つの地方銀行があります。
たとえば群馬銀行は1932年創立以来、県内に本店を置き、現在は群馬県内だけで111店舗もの拠点を構えています。

一方の東和銀行も本店は前橋市にあり、群馬県を中心に埼玉・栃木・東京へと展開する第二地方銀行です。
地域経済を支えてきた歴史から、地元企業や個人からの信頼も厚く、「さすが地元の銀行」という安心感があります。
私の知人の高崎市の事業主も、最初は全国区の銀行で門前払いされて落胆していましたが、地元の群馬銀行に相談したところ、「土地を担保にすれば融資可能かもしれません」と前向きに検討してもらえたそうです。
大きな銀行だと審査がカチコチに厳しいイメージにドキリとしますが、堅実な担保があれば意外と柔軟に対応してくれるのが地方銀行の懐の深さでしょう。

例えば東和銀行には「財活ローン」という商品があり、所有する不動産を活用して資金使途自由に借りられるローンとして提供されています。
最大5,000万円まで借入可能で固定金利・変動金利を選択でき、事業資金以外であれば用途は問わないという柔軟さが魅力です。
名前の通り手持ちの不動産で財産を活用(=財産活用)できるというわけですね。
群馬銀行にも同様に、自宅や土地を担保にまとまった資金を借りられるローンがあります。
さらに群馬銀行では高齢者向けに自宅を担保に生活資金を得るリバースモーゲージ型ローン「夢のつづき」も提供しています。

実際、東和銀行は群馬・埼玉・東京・栃木で約90店舗を展開し、都市部の情報も取り入れながら地域に根差したサービスを磨いています。
「銀行の審査は厳しい」と尻込みする方もいるかもしれません。
それでも、あなたの大切な不動産という強みを持ってすれば、銀行側も前向きに検討してくれるでしょう。

親身に寄り添う信用金庫・信用組合
銀行に比べて規模は小さいものの、群馬県内の信用金庫や信用組合も頼れる存在です。
その特徴は何と言っても「地域に寄り添う暖かさ」。
実際、群馬県内には「高崎信用金庫」、「桐生信用金庫」、「館林信用金庫」、「北群馬信用金庫」、「アイオー信用金庫」、「利根郡信用金庫」、そして県内最大手の「しののめ信用金庫」など複数の信金があり、それぞれ地元密着の金融サービスを提供しています。
しののめ信用金庫は富岡市に本店を置き、群馬県南部一帯をカバーする県内最大の信用金庫です。

なぜなら、信用金庫・組合は会員制(地域の利用者が出資・利用する協同組織)で成り立っており、「地域の繁栄がお互いの幸せ」という理念が根底にあります。
群馬県でも、たとえば「ぐんまみらい信用組合」や「群馬県信用組合」といった信組が各地域の中小企業や住民を支えてきました。
これら信金・信組でももちろん不動産担保ローンの相談は可能です。
具体的な金利や限度額は各金融機関ごとに異なりますが、「自宅や所有地を担保に事業資金を貸してほしい」「実家の土地を担保に相続税を払うための融資を受けたい」といったケースにも、親身になって対応してくれるでしょう。
融資審査について不安な点があれば、率直に質問してみましょう。
「審査って厳しいですか?」「私の場合どのくらい借りられそうでしょう?」—きっと親切に教えてくれるはずです。
それこそ「親身に寄り添う金融マン」がそこにいると感じられるでしょう。

緊急時の駆け込み寺?地元ノンバンクという選択肢
銀行や信金の融資が難しい場合や、「とにかくスピード重視でお金を借りたい!」という切羽詰まったケースでは、地元のノンバンクも選択肢に入ってきます。
例えば、前橋市に本社を構える「群央商事株式会社」は、不動産担保ローン専門の貸金業者として関東一円を対象に融資事業を行っています。

地元群馬の会社なので土地勘もあり、現地調査の翌日に融資実行というスピード対応も可能と謳っています。
他社で断られるような権利関係の複雑な不動産でも対応できる場合があるとのことで、「銀行や他の金融機関で難しい案件でもまずはご相談を」という心強いメッセージを掲げています。
実際、「銀行に断られた」「急いで大口資金が必要」といった相談者が、最後の頼みとしてノンバンクに駆け込むケースは珍しくありません。
しかし、ノンバンクの利用には注意も必要です。

群央商事の例では融資利率は年10.0〜20.0%の範囲となっており、上限は利息制限法が定める法定最大金利(年20%)ギリギリです。
仮に年20%で200万円を借りた場合、単純計算で利息は1年で40万円にもなります。
これは地方銀行の不動産担保ローン(金利3〜5%程度が多い)と比べると数倍もの負担です。
つまり、ノンバンクは「早い・ゆるい」代わりに「高くつく」というのが鉄則なのです。
実際、「他より審査が甘い」と宣伝する業者ほど金利は高めで、一括返済のプレッシャーも強かったりします。
ですからノンバンクを利用するなら、あくまで短期間のつなぎ資金として割り切り、後で銀行ローンなどへ借り換える計画も念頭に置いておくことが大事でしょう。
